当院の中絶手術の特徴
“患者様の気持ちに寄り添う”カウンセリング
一般的に中絶手術は、初期(11週6日まで)の間に行う方が、中期(12週以降)に実施するより母体の負担が小さいと言われており、また事実そのような傾向があります。
しかし、特に心の面においては、初期・中期は関係ないとも言えます。初期中絶であっても、心に大きな傷を負うことは珍しくありません。
京都市伏見区の産婦人科内科 石原クリニックでは、手術そのものに細心の注意を払うことはもちろん、事前のカウンセリングにおいても、不安なお気持ちに配慮した説明・検査を心掛けております。名誉院長、院長を筆頭に、スタッフ全員が、“患者様の気持ちに寄り添う”診療を大切にしております。
また、当クリニックは現在産科に対応していないこともあり、お腹の大きな妊婦さんはあまり来られず、中絶をお考えの方が抱いてしまう罪悪感も、いくらか回避することができますので、その点もご相談しやすい環境の1つの要素となっております。
「母体保護法指定医療機関」
当院は、「母体保護法指定医療機関」です。経験豊富な医師が安全・安心の中絶手術を行います。
性感染症、生殖器関連の病気治療、不妊、避妊にも深い理解と確かな技術を持っておりますので、女性ならではの病気・症状をいち早く察知し、柔軟に、適切に対応することができます。
事前のカウンセリングから術後のフォローも、当クリニックならではの、“患者様の気持ちに寄り添う”対応でお迎えします。
静脈麻酔で眠りの中での手術
初期中絶手術は、点滴からの静脈麻酔を行った上での吸引法をとっております。
患者様は眠っている状態で、痛みや苦痛を感じないまま手術を受けていただけます。
術後の安心アフターフォロー
中絶手術を行った5~14日後までのいずれかの日に、経過観察のための受診をお願いしております。治癒が順調であれば2回程度の通院で済みます。
治癒の状態を診るとともに、何か問題が起きていないかをチェックします。また、何か気になることがあれば何でもお尋ねいただけます。日常生活や運動、性生活のことなど、何でもおききください。患者様のご不安を解消するための、万全のアフターフォローを行います。
中期中絶まで対応
当クリニックでは、妊娠12週~21週6日目までの「中期中絶手術」にも対応しております。
中期中絶手術では、通常は人工的に陣痛を起こした上での流産を促す方法をとっておりますが、当クリニックはこれらの処置を安全に実施できる体制を整え、これまで多数の手術を行って参りました。
諸々の事情によりやむを得ず妊娠11週6日までの初期を過ぎてしまったという方も、安心してご相談ください。
明朗会計
中絶手術を受けるだけでも大きな心の負担となります。手術前のストレス要因を1つでも多く排除するため、当クリニックでは、明朗な費用提示を心掛けております。
何にいくらかかるのか、全体でいくらになるのか、費用について気になったときには、お気軽にお尋ねください。
中絶手術のよくあるご質問
日常生活について
手術後の診察は、必ず受けなければなりませんか?
当クリニックでは、手術後5~14日の間に1度目の受診をお願いしております。その際、炎症や出血を確認し、入浴や運動、仕事の負担増などについて、許可できるかどうかもお伝えします。
さらに1週間後、受診をしていただき治癒の状態を確認します。
これらは、適切な段階を踏んで元の生活に戻っていただくための大切な診療です。必ず受診するようにしてください。
シャワー、入浴はいつからできますか?
シャワーは中絶手術当日から浴びていただいて構いません。ただし、入浴(湯船に浸かること)は医師の許可がおりるまで控えてください。感染の可能性が高くなります。サウナ、温泉も同様の理由で、許可がおりるまでお控えください。
手術の5~14日後に受診していただいた際、医師が判断します。
仕事はいつからできますか?
普段行っている仕事であれば、基本的に翌日からこれまで通り行っていただいて構いません。ただし、発熱しているとき、出血がひどい場合にはできればお休みし、当クリニックにご連絡ください。
お酒はいつから飲めますか?
普段から飲まれている方は、翌日以降であれば無理のない範囲で飲んでいただけますが、腹痛が増すこともありますので(この腹痛は、通常問題ありません)、おすすめはしません。普段飲まない方の場合は、手術後の診察の際に医師に許可を得てからにしましょう。
手術後、眠れません。どうすればいいですか?
中絶後に現れる睡眠障害は珍しくありません。ベッドに入ったものの眠れない、夜中に目が覚める、夢ばかり見るといったことは多くの方が経験されることです。
2~3週間しても十分な睡眠がとれないでいると、うつ病につながることがありますので、カウンセリング等の治療が必要になります。ご希望の方は、ご相談ください。
手術後の性行為・妊娠について
手術後はすぐに妊娠できますか?
理論上、妊娠することは可能です。ただし、中絶手術によって、子宮内膜に小さな傷ができている可能性があります。この傷は、月経を繰り返すことで修復されていきますので、少なくとも1回、できれば2~3回の正常な月経を経た上での妊娠が望ましいとされています。
手術後すぐに性交渉(セックス)をしてもいいですか?
中絶後、1~4週間は出血が起こることがあります。出血がある場合には、子宮内での細菌感染のリスクが高い状態と言えます。性交渉(セックス)は控えてください。コンドームを装着していても同様です。
妊娠に至った場合も、子宮内の傷が十分に修復されていないと、妊娠中や分娩時のトラブルにもつながります。
少なくとも、最初の月経まではセックスを含めた性器に刺激のある性行為は避けてください。
手術後の「痛み」について
手術後、お腹が痛くなるときいたのですが大丈夫ですか?
痛み止めを服用された上でまだ痛むようでしたら、量を増やすことで対処することもあります。また、「バファリン」「セデス」「イブ」などの市販の痛み止めを服用していただいても構いません。
立ちあがれないほどの痛みがあって、痛み止めが効きません。
痛み止めを服用された上で、立ち上がれないほどの痛みがある場合には、当クリニックにご連絡していただき、ご家族の運転するお車やタクシーなどでご来院ください。診療時間外の場合には、救急車を呼んで救急病院を受診するようにしてください。
年齢・体型によって痛みは違いますか?
中絶手術の痛みに年齢・体型によって差がでることはありません。
京都市伏見区の産婦人科内科 石原クリニックでは、初期中絶手術の際、静脈麻酔の上での処置となりますので、痛みなく手術を終えることができます。
手術後の「出血」について
手術後、出血が続いていますが、どうすればいいですか?
手術後1~4週間は、個人差はありますが不正出血が起こることは珍しくありません。まったくない方もいらっしゃいますが、数日経過してから出血する、途中で出血量が増えるケースもあります。
手術後、出血がまったくないのですが…
出血がない方もいらっしゃいます。ただし、5~14日後までの術後1回目の診察は必ず受けてください。
出血があって、一度止まって、また出血しましたが大丈夫ですか?
手術後の不正出血の現れ方は様々で、そのような不規則な出血も珍しくありません。5~14日後までの受診まで、様子を見てください。
血のかたまりが出ました。大丈夫ですか?
特に心配はいりません。5~14日後までの受診まで、様子を見てください。
出血が止まったのでセックスをしたら出血しました。大丈夫ですか?
ひどい出血でなければ、特に問題はありません。そのまま様子を見て、5~14日後までの受診にいらしてください。
手術直後のセックスは、子宮内で感染が起こることがあります。また、仮に妊娠に至った場合も、子宮内の傷が十分に修復されていないと、妊娠中や分娩時のトラブルにもつながります。少なくとも、最初の月経まではセックスを含めた性器に刺激のある性行為は避けてください。
どんな出血が起こったときに連絡すればいいですか?
生理2日目のような多量出血が3日以上続く場合には、当クリニックにご連絡の上、ご来院ください。
手術後の「発熱」について
手術後から3日間、熱が続いています。
38度以上の熱が3日以上続いている場合には、当クリニックにご連絡の上、ご来院ください。
微熱が続いています。37度台ですが、心配です。
38度以下の発熱であり、5日以内に治まれば、予定通りの受診日まで様子を見ていただいて構いません。それ以上続く場合、またご心配でしたら、念のため受診日を早めてください。
その他
中絶手術を受けても、妊娠できますか?
中絶手術を受けても、将来妊娠・出産することは十分に可能です。ただし、繰り返し中絶手術を行うと子宮内膜が薄くなり、妊娠しづらくなることがあります。
手術前に発熱がある場合、手術は受けられますか?
母体への影響を考慮して、手術前に発熱がある場合には手術を受けられません。手術当日まで、体調管理にも気をつけてください。
中絶手術では、親の立ち会いは必要ですか?
たとえ未成年の方の場合であっても、保護者様が立ち会う必要はありません。ただし未成年の方の場合には、男性パートナーに加え、保護者様の同意書が必要となります。
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持病やアレルギーがあっても中絶手術を受けられますか?
持病やアレルギーがあったとしても、多くの場合は中絶手術を安全に受けていただけます。ただし、循環器系の持病をお持ちである場合、出血の多さにショック状態に陥るリスクが高まります。
セファレキシンを飲んでから、ひどい下痢が続いています。
一旦、セファレキシンの服用を中止してください。なおも下痢が続く場合には、当クリニックにご連絡の上、ご来院ください。
手術後に処方された薬と、風邪薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?
はい、風邪薬でしたら、病院処方のものでも市販のものでも、併用して服用していただいて構いません。
低用量ピルは、いつから飲めますか?
基本的には、次回の生理初日からとなります(手術後4~6週間後)。ですので、その少し前に受診していただければ処方が可能です。
手術から1か月が経過しました。まだ生理が来ていないのですが、避妊は必要ありませんか?
いいえ、避妊は必要です。妊娠の可能性は十分にあります。
避妊リングを使いたいのですが、いつから可能ですか?
IUD(ノバT)、IUS(ミレーナ)共に、次回の生理直後から使用できます。手術日から約1~1か月半後となります。
手術後、赤ちゃんはどうなるのですか?
専門業者様にお引き渡ししております。
中絶手術を受けた家族が帰宅後痙攣しています、どうすればいいですか?
すぐに救急病院を受診してください。
生理はいつ頃来ますか?
最初の生理は、手術後1か月半~2か月半後に来ます。ただし、それまでも妊娠の可能性は十分にあります。
掻把法と吸引法、どちらが安全ですか?
どちらも比較的難易度の低い手術方法であり、安全性に違いはないと言えます。
当クリニックの初期中絶手術では、基本的に吸引法を行っております。