GID:“gender identity disorder”の頭文字をとったもので、日本語では「性同一性障害」となります。
「性同一性障害」は医学的な病名であり、「生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、
心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信をもち、
かつ、自己を身体的および社会的に別の性別に適合させようとする」と定義されています。
俗に使われる「トランスジェンダー」とは意味が異なります。少しずつ認知され始めた、性同一性障害(GID)。
しかし依然、この病気に対する正しい理解が得られているとは言い難い世の中です。
また患者様ご本人にとっても、ご自身の病気についての正しい知識、
何をどこに相談すればいいかといった情報を得ることは容易ではありません。
その結果、多くの方がお一人で悩まれている現状があります。
当クリニック院長は、GID学会員です。患者様のお悩みを理解し、適切なご提案ができることと思います。
以下のようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
当院では日本精神神経学会のガイドラインに準拠し、GID学会医師である院長が性同一性障害の方を対象に
患者様の身体と心のことを第一に考えて治療を行っています。
また、GID初診の方から戸籍を変更された後に維持療法としてホルモン投与をされる方まで診察させていただいています。
GID、トランスジェンダー当事者の抱えるいろいろなの課題に対して、自ら支援するとともに、社会に対して啓発,情報提供を行っています。
関西圏の様々なところからご来院頂いております。
婦人科系疾患などで一般の婦人科に受診しづらいFtMの方のご相談も承ります。
どんなに些細な不安やお悩みにもお気軽にご相談下さい。解決する方法を一緒に考えていきます。
男性の身体を女性に、女性の身体を男性に近づけるホルモン投与です。 当院では多くの方がホルモン投与のために通院をしています。
投与をすればご自身が望む身体へと近づきますが、元の健康な身体から変化する可能性がありますので、 個人の判断でホルモン投与を行うことは大変危険ですので、必ず当院までご相談ください。
当院では、自費治療をされているGIDの方々が出来る限り経済的負担が少なくてすむように低価格に設定させて頂いております。
また副作用で苦しむことのないように検査フォロー体制を整えております。
ホルモン注射の種類 | 費用(税込) |
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男性ホルモン エナルモンデポー筋注(125mg) | 1A 1,200円(税込み) |
女性ホルモン プロギノン・デポー筋注(10mg) | 1A 500円(税込み) |
当院では、現金、またはクレジットカード、PayPayでのお支払いに対応しております。
ただし、時間外対応の際は現金のみのお支払となります。
まずは電話でご予約ください。
初めての方はまず電話でご予約ください。(毎週月曜日・火曜日午前のみ、予約人数に制限があります)
再診からは順番待ち予約をご利用いただけます。
※診察のお時間については前後する可能性がございます。ご了承ください。
他院で処方されたお薬を内服中の方はお薬手帳をご持参ください。
身近な人には相談しにくい事や、現在悩んでおられる事など軽い気持ちでお話ください。患者様の抱えていた重い気持ちを軽くする方法を一緒に考えていきます。
【当院に初めてご来院される患者様へ】
精神科にかかっている、戸籍変更をされている方は、今までの治療経緯が分かるもの(精神科での診断、それに基づく紹介状、戸籍変更が確認できる抄本、治療の領収書、明細)をご持参ください。
初回カウンセリング3,000円(税込3,300円)
ホルモン治療にあたって正式な性別判定が必要です。(性別判定がお済みでない方は、当院の連携施設に紹介させて頂きます。)
初めてホルモン療法を受ける方は採血結果で異常がないことを確認してから治療を開始いたします。
今までホルモン療法を受けていた方は初診当日から治療を開始できる場合があります。
開始後にも定期的な血液検査が必要です。投与の仕方は生物学的な性別により異なります。
ホルモン療法が終わりましたら、受付でお会計をして頂きます。
ホルモン療法の効果は個体差がでるものはありません。短期間で劇的に変化を遂げる場合もあれば、長期間投与をもってしてもそれほど変わらない場合もあります。投与を開始する年齢にも大きく影響されますので、患者様とご相談させて頂きながらしっかりとアフターフォローを行って参ります。
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